癖になる面白さ!映画「弱虫ペダル」実写版のただならぬポテンシャル
まず一言で言うと
凄かった…
この作品、実写版とキャストが決まった当時から何かと話題になっていたのが
主演を巡る賛否両論
小柄なメガネの冴えないアニヲタ小野田坂道役を演じるのが
ジャニーズ次世代を担う国宝級イケメン第一位の永瀬廉さんということで
180度違う人選ではなかろうかと誰もが思ったのではないでしょうか
だがしかし我々は甘かった
ママチャリ漕いでヒ~メヒメヒメ歌い出す永瀬廉
声高っ!!!
彼の声がほぼアニメ版山下坂道ボイスと同キーで、初っ端度肝を抜かれました
アニ研が休部のためぼっちで彷徨う陰キャっぷりを見事に演じている永瀬くん
やはり顔が良い、純粋さと可愛らしさがふんだんに織り込まれていて観客を魅了していましたね
存在がもはや二次元男子、永瀬廉よ恐るべし
クールなハートで坂道への情熱と優しさを丁寧に表現、物語を引っ張っています
ラストは圧巻
寒咲役の橋本環奈さんは坂道の才能をいち早く見抜き、支えてくれた頼れるマネージャー
1年生なのに何故か3年生の貫禄
鳴子役の坂東龍太さんは永瀬坂道になくてはならないクラスメート
元気と勇気を与えてくれるウザ絡みと存在感は抜群
金城主将役の竜星涼さんはサングラスが有る無しじゃまるで別人、オジサンかイケメン
坂道の良き理解者
田所役の菅原健さんはガンダムでいうリュウ・ホセイ、兄貴肌でそこにいるだけで安定感山の如し
大体役割が決まってるキャラ
巻島役の栁俊太郎さんはどうなることかと思ったら、語尾に付く『~しょっ』が癖になって抜け出せない、蛇っぽい再現率が高ポイント
怖そうに見えて実は照れ屋
とにかく時間が経つのを忘れるくらいおもしろい
つまり蓋を開ければ総北キャスト全員がハマり役でこれ以上は無いキャスティングという結論に至ったわけです
三木監督の采配も素晴らしく、臨場感たっぷりの音楽も秀逸
展開のバランス、美しい風景、束の間の休息から怒涛のレースへと駆け引き更にアクシデント
若手俳優陣が生き生きと躍動し個々の役割と実力を遺憾なく発揮
坂道と仲間たちの絆と成長に目頭が熱くなりなした
危険を伴う競技用自転車でCGを使わず演者自らが一から学び、全力疾走を何度も何度も繰り返すその姿と努力に敬意を称したい
どの自転車のシーンも迫力満点であり、こちらも体が前のめりになるくらい見応えたっぷりの仕上がりでした
自分にもこんなガムシャラな時代があったんだと思い起こさせてくれる映画です
最初から最後まで気を抜かせず飽きさせず、終わった後の名残り惜しくも清々しい達成感
「みんなの役に立ちたい」
身に刺さる言葉でした
この混沌とした世の中に光を与えてくれる作品です
ぜひ一度映画館に足を運び、頭をリセットしてスクリーンにがぶり寄ってみてはいかがでしょうか
ひょっとして今の自分が変わるかも
この夏更に燃えたい方に、イチ推しの映画です